ドゥブロヴニク旧市街(クロアチア)
ルジャ広場(Luža trg)
プラツァ通りの東端にあるのがルジャ広場です。広場はの中心にオルランドの柱があり、南側にはオノフリオの小噴水があります。周囲をスポンザ宮殿、聖ヴラホ教会などの歴史的建造物に囲まれ、中央には中世の騎士文学に登場するローラントの像が立っています。広場の東に立つ鐘楼の高さは31m、1444年に完成したもので、毎正時と30分ごとに鐘が鳴ります。
鐘楼の中ほどにある時計は時計版と数字の2通りで表示され、時計版の針は1つだけで分はなく何時かということだけを表しています。時計版の下にある四角の窓にはデジタル時計のように何時何分と表示されています。現在の時刻は10時30分を指し、数字は5分に1回変わります。
鐘楼と聖ヴラホ教会(Crkva sv. Vlaha)
聖ヴラホ教会は、ドゥブロヴニクの守護聖人になっている聖ヴラホに捧げられた教会です。もともとこの場所には14世紀に建てられたロマネスク様式の教会がありましたが、1706年に火災で焼失し、1715年にバロック様式で再建されました。
ローラントの像
ローラントは8世紀にフランク王国のカール大帝に仕えた騎士で、自由の象徴としてこの像が建てられることが多かったそうです。ドゥブロヴニクではこの像の右手の長さ、51.2cmを長さの基準として用い、物差しなどがなかった時代は「ドゥブロヴニクの肘」と呼ばれて商品の長さを計る単位の基準とされました。
左手で抱えているのは1667年の大地震で崩壊する前のドゥブロヴニクの街です。
ナイスカップル