ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ（Gardens by the Bay） -1-
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ（Gardens by the Bay）は、マリーナ・ベイ・サンズの東側に隣接する超巨大植物園です。
2012年にシンガポールの新たな観光名所として誕生した未来をテーマにした植物園で、総面積約110ヘクタール（東京ドーム約77個分）という広大な敷地には、ガラス張りの巨大なドームに世界各地の植物を一堂に集めた「フラワードーム (Flower Dome)」、35mもの落差を誇る人工の滝を配し、山岳地域の気候を再現した「クラウドフォーリスト (Cloud Forest)」、という二つのテーマの異なる大きな植物園や、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのシンボル的存在となっている、木に見立てたタワーが並ぶ「スーパーツリー・グローヴ（Supertree Grove）」などがあります。
敷地内は基本的に無料で入場でき、大きな見どころのみ有料になっています。
マリーナ・ベイ・サンズとガーデンズ・バイ・ザ・ベイは、ドラゴンフライ・ブリッジ（Dragonfly Bridge）と呼ばれる橋で結ばれています。
ドラゴンフライはトンボのことで、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの西に広がる「トンボの湖」の上を渡ることから「ドラゴンフライ・ブリッジ」と呼ばれているみたいです。
橋を渡ると、スーパーツリー・グローヴ（Supertree Grove）というエリアに入ります。スーパーツリー・グローヴとは、スーパーツリーと呼ばれるツリー群が並ぶエリアです。
スーパーツリーは、巨大な木をイメージしたタワーで、傘を広げたような不思議な形をし、高さは25m～50mもあります。鉄骨で作られたピンク色の幹の周りには、シダやランなど200種類以上の植物が栽培され、人間の手と自然が合わさった近代的な建造物になっています。
スーパーツリーの間には、OCBCスカイウェイ（OCBC Skyway）と呼ばれる、高さ22mの地点に設置された遊歩道が架けられています。OCBCスカイウェイを利用するのは有料になっています。
スーパーツリー・グローブでは、毎晩「OCBCガーデン・ラプソディ(OCBC Garden Rhapsody)」と呼ばれる無料のショーが行われ、青・緑・赤・紫・ピンクなどにライトアップされたツリーが、音楽に合わせて光が変化していく光景が見られます。
OCBCガーデン・ラプソディは、10分間のショーで、毎晩２回（19時45分と20時45分）行われます。
