ワット・ポー -2-
寝釈迦仏
足の裏
体長46mの足の裏は、幅5m、高さ3mで偏平足になっています。足の裏には、須弥山図、捧げ物、神々などバラモン教の真理が、108面の螺鈿細工で描かれています。これはバラモン教から生まれた仏教の宇宙観を表現した「モンコイロンペート」といわれるもので、人々に幸福をもたらすといわれています。足の裏の偏平足にも意味があり、その人が超人であることを示す32の身体的特徴の一つとされています。
涅槃物の背中側の通路
涅槃物の背中側の通路には、お坊さんが托鉢に持ち歩く応量器が108つ並んでいます。希望者は脇にあるデスクでアルミの入れ物に入った20バーツをサタン硬貨(サタンはバーツ以下のお金の単位で日本でいう円以下の銭にあたる硬貨)と交換して、1枚ずつ順々に鉢の中に喜捨(お布施)していきます。108は日本でもなじみ深い「煩悩の数」で、喜捨をもって煩悩を捨て去るというわけです。
寝釈迦仏の後ろ姿
仏堂の出口
仏堂の前
仏堂の隣にある仏塔