ウブド(Ubud)
ハノマン通り(Jl.hanoman)
ハノマン通り(Jl.hanoman)は、ウブド王宮からモンキー・フォレストを目指して南に延びる、モンキー・フォレスト通り(Jl.Monkey Forest)の1本東側の南北に延びる通りです。通りには日常用品、ジュエリー、衣類や芸術品を販売するお店や、カフェ・レストランが両側に並んでいます。また、ヨガウェア、マットやアクセサリー等の種類も豊富な為、ウブドでのヨガ愛好家達の間では有名な通りになっています。
ガルンガン(Galungan)は、バリ・ヒンドゥー教の祝祭日の一つで、日本のお盆にたとえられる宗教行事の日です。ガルンガンは世の中の善が悪に打ち勝った日と言われ、日本のお盆のように祖先の霊がこの世に戻ってくる日とされています。
ガルンガンの数日前から、村の家々の前にはペンジョール(Penjor)が立てられます。このペンジョールとは、日本の七夕の竹飾りにも似た、竹の飾り付けで、祖先霊や神々は、このペンジョールを目印に各家庭に降り立つと言われています。またペンジョールは、龍を模した物とも、聖なる山「アグン山」を模した物とも言われます。なお、ペンジョールはこの後35日間は立てたままにしておきます。
ガルンガンの朝、バリ人は沐浴をし身を清めクバヤ(民族衣装)に身を包みます。そして前日から準備した沢山の供物を家寺に供え、祈りをささげた後、村のお寺、仕事場のお寺、水利組合(スバック)のお寺など関係する多くのお寺にお供え物を持ち、参拝に行きます。
多くのお寺に参拝して、家に帰ってきたら、近所から友人や親戚が遊びに来ます。各家ではこの日のために絞めた豚を使ったラワールやサテなどで、人々を接待し、互いにガルンガンの日をお祝いします。ラワールは、豚肉、野菜、香辛料を細かく刻んだ料理で、ガルンガンのお祭りの時に用意される代表的なお祭り料理で、サテはインドネシアの焼き鳥です。
また、ガルンガンの期間中には、どの村でも悪霊を鎮めるためにバロン(獅子の姿の聖獣)の練り歩きが行われます。
ガルンガン翌日は、マニス・ガルンガン(Manis Galungan)という日で、親戚や友人、隣近所の人の家を訪ね合い、ともに祈りを捧げる日とされています。こうして、ガルンガンの行事が行われていきます。
ガルンガンから数えて10日目がクニンガン(Kuningan)という日になります。クニンガンはこの世にやってきていた祖先の霊を送り出す日です。クニンガンの正午に神々や祖先霊は天上界に帰ってしまうので、午前中に、家寺や村のお寺などに参拝に行きます。クニンとは黄色を意味する言葉で、この日、各家庭では黄色く色づけされたナシクニン(ご飯)が供されます。このクニンガンで、ガルンガンの一連の行事は終了となります。
ちなみに、ガルンガンは、バリのウク暦に基づいて行われ、210日に1回巡ってきます。そのため、ガルンガンは必ず水曜日、クニンガンは必ず土曜日に行われます。