ウブド(Ubud)
グヌン・カウィ観光後、ホテルへ戻る途中「ガルンガン(日本のお盆)」のお祝いをする行列に出会いました。
ガルンガン(Galungan)は、バリ・ヒンドゥー教の祝祭日の一つで、日本のお盆にたとえられる宗教行事の日です。ガルンガンは世の中の善が悪に打ち勝った日と言われ、日本のお盆のように祖先の霊がこの世に戻ってくる日とされています。
ガルンガンの期間中には、どの村でも悪霊を鎮めるためにバロンダンス(悪霊払い)やバロンの練り歩きが行われます。
善の象徴である聖獣バロンは日本でいう獅子舞で、バリではバロンはあらゆる災害を防ぐ力をもつと信じられています。普段は村の寺院の一隅に収められ、ガルンガンの日、寺院から出して村を練り歩きます。
ガルンガンの朝、バリ人は沐浴をし身を清めクバヤ(民族衣装)に身を包みます。そして前日から準備した沢山の供物を家寺に供え、祈りをささげた後、村のお寺、仕事場のお寺、水利組合(スバック)のお寺など関係する多くのお寺にお供え物を持ち、参拝に行きます。
ガルンガンの数日前から、村の家々の前にはペンジョール(Penjor)が立てられます。このペンジョールとは、高い竹の棒にヤシの葉や花などで飾りつけで、祖先霊や神々は、このペンジョールを目印に各家庭に降り立つと言われています。またペンジョールは、龍を模した物とも、聖なる山「アグン山」を模した物とも言われます。なお、ペンジョールはこの後35日間は立てたままにしておきます。
ガルンガンの10日後には「クニンガン」の儀式が行われます。クニンガンはこの世にやってきていた祖先の霊を送り出す日で、この日をもって祖先の霊に対する祭りは終了します。
ホテルに戻りチェックインし、予約していたヴィラタイプの部屋に案内されると豪華でビックリしました。
部屋は独立した平屋建ての建物でキッチンも付いていました。敷地内には屋外プールもあります。
1人では広すぎるくらいで、これで一泊朝食込1,998円とは大満足です。
バスタブもついていました。
部屋からの眺め
チェックインし少し休憩した後、またウブドをバイクでぶらぶらし、スーパーでお酒を買い、ホテル近くのジャマイカ料理店『Jam Bali Cafe』に行きました。
ジャマイカから来たとても元気なおばちゃんがやっている本格的なジャマイカ料理屋で、テイクアウトOKということで何品か頼み、待っている間フレンドリーなスタッフたちとおしゃべりしました。