ワット・ヤイ・チャイ・モンコン -1-
象乗り体験の後は、 アユタヤの中心部から東に外れた場所にあるの『ワット・ヤイ・チャイ・モンコン』へ。
ワット・ヤイ・チャイ・モンコン(Wat Yai Chai Mongkon)は、1357年、アユタヤを建都した初代ウートン王が、セイロン(現スリランカ)に留学し帰国した僧侶たちの瞑想のために建てた寺院でアユタヤを代表する遺跡の一つでもあります。
チケット売り場
拝観料は、20バーツ(約70円)です。
シティチャイの祠
シティチャイの祠は、シティチャイ王子とスナンター王妃の二人を祀った祠です。シティチャイとは「勝利の達成」を意味し、男の子の名前です。1890年に、ラーマ5世の王妃スナンターがバンパイン離宮で舟遊び中、船がチャオプラヤー河で転覆して亡くなるという痛ましい出来事がありました。当時は身分の低いものが高貴な人に触れることができなかったため、だれも王妃を助けることができずに溺死してしまいました。亡くなった王妃は当時妊娠中で、ともに亡くなった王子と王妃の二人を祀ったのがこの祠です。
今は子授けの御利益が有る祠として有名で、お参りして願がかなったら、人形やオモチャを奉納するようになっています。この祠で願い事をして叶った人がお礼にドラえもんのぬいぐるみをお供えし、さらに誰かがドラえもんのぬいぐるみを置いたのをきかっけに、ドラえもんのぬいぐるみだらけになっていったことから、別名『ドラえもんの祠』と呼ばれているそうです。
仏塔の周りは、取り囲むように仏像がズラリと並んでいます。
塔の前には大きな仏像が2体置かれています。
中央の仏塔は、高さが72mあり、1592年に19代ナレスアン王が象にまたがり一騎打ちでビルマ王子を敗り、ビルマ軍との戦いに勝利した記念の塔です。この仏塔には仏舎利(釈迦の遺骨)が収められていると言われ、途中まで登ることが出来ます。
左側の仏像
右側の仏像